Photo re-touch

 

現像、フォトレタッチ(余談)

 

作品サンプル(元画像)

散漫な日の丸構図写真

Highslide JS

現像の手間暇をかければ、見違えるように生まれ変わる場合があります

(クリックすると、現像後の写真が確認出来ます)

 

リサイズで被写体が大きくなり迫力が出ましたが、安定感に欠き構図がよくありません
(下に文字を入れるのであればOKです)

また、道路上の「白い点」が目立つようになりました。修正が必要です

 

カメラ任せ「撮って出し」ではもったいない

カメラのファインダーや液晶での確認だけでは万全ではありません。

予期しないものが写っていたり、不要物の映り込みを見落としたり、

天気やカメラの能力・設定(WB含めて)により、思ったような色が出ていない場合があります。

プロの構図や最適な設定は、カメラが教えてくれるわけではありません。

プロ並みに撮るには、良い作品をたくさん見てセンスを学び、

真似をしながらたくさん写真を撮り、反復練習しながら実地訓練する過程が必要のようです。

(最初から高い機材を揃えると、機材の能力に頼りすぎて努力不足になり、撮影の腕が上がらない恐れもあるでしょう。)

 

現像処理は重要工程

撮影者の癖で被写体が傾き水平が取れなかったり、

気象条件や撮影時間、場所の都合で十分に満足いく撮影が出来ないこともあります。

シャッターチャンスが限られている被写体だと、縦横や様々な構図で撮る時間が十分確保出来ない場合も多いものです。

「撮って出し」という安易さに頼っていては、写真の質(他人から見ると腕)が低いままで、作品としての歩留まりも向上しません。

現像の手間が面倒で、労力をかけて苦労して撮った写真を捨てるのはもったいないことです。

是非、手間暇をかけて、現像処理に力を入れましょう。

不要な部分をカットしたり、水平をきちんと出すだけでも、写真の見栄え・質は大きく向上します。

 

撮影者は現像者?

デジタルの時代に入り、撮影者(フォトグラファー)が現像までの仕上げ作業を行うようになりました。

銀塩(フィルム)時代から撮影をしている人には、現像は余計な作業に思われるかもしれません。

しかし今日、撮影の腕だけでなく、現像やレタッチの腕も含めて、総合的な画像処理能力の差が、

作品の質の向上につながり、結果的に歩留まり率をも上げることになります。

必要があれば、現像やレタッチにも積極的にかかわりましょう。(好き嫌いで後処理を敬遠していては、技術の向上は図れません。)

 

現像ソフトは良いものを

市販の現像ソフトは、レンズに比べると安く入手でき、その効果や影響はすべての写真に関わります。

つまり、レンズに比べると少ない投資です(それでも高い!)が、その利用効果はかなり大きいのです。

(かくいう、私も当初はおまけ程度に考えていました。)

カメラメーカーが添付(または販売)している現像処理ソフト以外にも優秀なものがあります。

各社製品はほとんど無料の体験版で試せるので、機能や操作性の違いなどを一度試してみてはいかがでしょうか?

パソコン操作に不慣れであれば、レタッチの専門家に現像仕上げだけを頼むのも有効な手でしょう。

 

撮影が一番重要

以上のように長々と後処理の重要性について書き連ねたわけですが、

それでもやはり一番大事なのは「撮影」なのです。

原点回帰になりますが、後で調整がきくからといって、安易に考えたり、手抜きで撮影すると

写真の出来に影響します。

 

楽をしていては、写真は良くなりません

良い写真を撮りたかったら苦労したほうが良い。(と思うのです 実感)

ハイアマ用の一眼カメラで、高倍率ズームレンズつけっぱなしで写真を撮ろうとする人を見かけます。

植物園などで花の接写にこれを使っていますが、これでは宝の持ち腐れ。

(花はやはりマクロ・単焦点レンズが合ってます。)

高倍率ズームレンズ一本だけだと確かに楽ですが、

構図や撮り位置などを工夫しなくなることから、写真に幅や個性が出なくなります。

倍率の低いズームや単焦点レンズのほうが制限はあっても、撮る工夫が必要となり、描写も良い場合が多いようです。

レンズ交換が出来るのが最大のメリットなのですから、持っているカメラの格に負けないよう、

面倒でも数本のレンズは持ち歩き、被写体に応じて交換したいものです。

 

苦労して撮った写真は大事にする

重いレンズを持ち歩き、設定などあれこれ撮影に苦労して撮った写真は、印象が強く残ります。

その写真を大事に取り扱いたい・美しく残したいとより強く思うことでしょう。

気軽に撮影した写真には、そこまでの強い感情がわかないと思います。

 

最後に

失敗写真の誤魔化しでなく、このような「作品」と呼べる写真を、

さらに緻密に仕上げるために「後処理」を行うとするほうが生産的です。

(後処理の調整にも限度幅があります。無理をすると不自然になります。)

そもそも写真の出来が良ければ、後処理はあまり必要としないもの。

でも、そんな写真は滅多には撮れないのです。

現実的に考えると、駄作を見栄え良く補正し、

生産性を高める後処理は写真家(アマを含めて)にとって必須な工程といえるでしょう。